中国旅日記Vol.2(広州金魚市場編)

中国、広東省広州市にある花鳥魚芸大世界と言うかなり大きい熱帯魚市場へ行ってきました。
こちらは広東省最大の熱帯魚市場で省内の熱帯魚小売業者が集まる場所で
日本で言う問屋さんの様な機能を果たしております。
日本と大きく違うのは一般の消費者も小売店同様購入する事が可能な事です。

市街地を離れ郊外にある花鳥魚芸大世界に向かう途中には食用と思われる養殖池や
錦鯉などの比較的保温が必要の無い魚の養殖池をよく見かけました。
アヒルの放し飼いなどもしておりのどかな印象でした。
(写真小さくて申し訳ございません。)


花鳥魚芸大世界は物凄く大きな施設で道が縦横に走っておりブロックごとに専門店が並んでおり金魚、水草、大型魚、アロワナ、エイ、フラワーホーン、パロットファイヤーなど
人気があるものはブロックに固まって出店しておりました。日本では考えられない造りに戸惑いながらもどの店舗も、もの凄い活気で満ち溢れておりました。


1日ではとても全て見きれないくらい物凄い数の店舗が有り、時間が許すのならば
2~3日じっくり見て回りたかったです。
市場のアロワナブロックにあるショップのオーナーが当店オーナーの古くからの友人らしく、
数時間アロワナ談義を行う事が出来ました。
目から鱗の管理方法や現在、中国でのアロワナの需要など、
驚く話がたくさん聞く事が出来、本当にいろいろ勉強させて頂きました。
そのあたりは後日、皆様にフィードバックできればと考えております。

やはり中国でもアロワナは風水などの縁起物としてだけでは無く
その泳ぐ姿の優雅さから絶大な人気があり、平日にもかかわらず
沢山の人で賑わっておりました。
店長は中国語が話せないので、オーナーとピンポイント現地法人社長のテリー氏に通訳して頂きながらお話を聞きましたが、
中国の方々のアロワナに対する熱い思いがきく事が出来てとても有意義な時間を過ごす事が出来本当に勉強になりました。


その店には、アルビノ過背金龍やプラチナ紅龍など貴重な個体をはじめ、
立派な過背金龍、紅龍やショートボディー紅龍、淡水エイなど
日本でもなかなかお目に掛れない様な凄く良い個体が揃っておりました。
近年、マレーシアやインドネシアのファームより極上な個体がごっそり中国に流れてしまっているという話は以前オーナーから聞いていたのですが実際に売られている魚をみて納得しました。
そんな中、現地のファームと粘り強い交渉をし、より良い魚を日本に入れようとしている
日本側プロショップの方々に恥じない様、自分ももっともっと頑張って行かないと
いけないなと改めて思いました。


サイテスの問題さえなければ日本に持って帰りたいと思う個体ばかりで、
終始テンションが上がりっぱなしでした。アロワナ以外でも
パロット、フラワーホーンなどもかなりのサイズがあり是非皆様にも見て頂きたいと思いました。
こちらは次回にでも輸入しようと企んでおります。



また、市場では珍品というか中国ならではの面白い物を発見しました。


カラフルウーパールーパーです。初めて見ましたがすごくカラフルで不思議な感覚でした。
色が戻らないか心配ですがお店の方は戻らないと自信満々に言っておりました(^^;

この市場は今後も定期的に訪れ、中国の熱帯魚市場をチェックして行こうと考えております。
まだまだ続く中国旅日記、次はVol.3ピンポイントの中国アロワナ実験施設です。
是非ご期待ください!!